全ての人に情報を届けるアクセシビリティと盲ろう者の社会参加を支えるWEB発信|NPO法人 札幌盲ろう者福祉協会 様(北海道)

CLIENT OVERVIEWクライアント概要
北海道札幌市において、視覚と聴覚の両方に障害を併せ持つ「盲ろう者」の方々が、地域社会の中で自分らしく安心して暮らせるよう多角的な支援を行っていらっしゃる団体様です。
コミュニケーションの確保や移動の支援、さらには通訳・介助員の養成など、盲ろう者の方々が社会から孤立することなく、情報のバリアを取り除いて豊かに生活するためのプラットフォームとして活動されています。
一人ひとりの「伝えたい」「知りたい」という願いに寄り添い、温かな交流の場を提供しながら、障害の有無にかかわらず誰もが輝ける社会の実現を目指して尽力されている企業様。
※詳細はサイトを参照してください
基本情報
| 法人名 | NPO法⼈ 札幌盲ろう者福祉協会 |
|---|---|
| 業種 | 団体・組織・活動 |
| エリア | 北海道 |
| URL | https://www.sdba.or.jp |
OUR APPROACH制作アプローチ
ご要望
NPO法人という性質上、予算が限られている中で、どのようにして必要な情報を対象者や支援者に届けるかという切実なご相談をいただきました。
最も重視されたのは、盲ろう者の方々ご本人が自ら情報を得られる「真のアクセシビリティ」です。
派手な装飾よりも、操作のしやすさや情報の見つけやすさを最優先し、同時に協会の活動内容が一般の方々にも正しく、温かみを持って伝わるようなWEBサイトにしたいというご要望をいただきました。
さらに、協会の温かい雰囲気や活動の様子を伝えるための写真撮影、そして、難しい活動内容を分かりやすく伝えるコピーライティングも合わせてご依頼いただきました。
課題
インターネット上の情報は視覚や聴覚に依存する部分が多く、盲ろう者の方々にとっては非常に高いハードルが存在していました。
既存のWEBサイトの多くは読み上げソフトに対応していなかったり、文字情報の判別が難しかったりと、情報の格差が生じていることが大きな課題でした。
また、支援を必要としている方やそのご家族に協会の存在を知ってもらうための周知不足も解決すべき点であり、限られたリソースの中でいかに継続的に運用可能な仕組みを作るか、そして協会の真の姿を文章と写真でどう表現するかが求められました。
コンセプト
制作のテーマは「手のひらで触れることのできる、温かな情報の窓口」と設定しました。
視覚や聴覚に頼り切らない情報伝達を意識し、WEBサイトにおいては技術的なアクセシビリティを徹底的に追求。
一方で、視覚的に情報を得る支援者や市民の方々に向けては、協会の活動が持つ「手のぬくもり」や「心の繋がり」が直感的に伝わるデザインをテーマとして進行いたしました。
このコンセプトを具現化するため、協会の活動現場での写真撮影や、想いを伝えるコピーライティングも同時に手掛けることで、より深みのある情報発信を目指しました。
作業基本情報
| 制作期間 | 5ヶ月程 |
|---|---|
| 制作費用感 | 非公開 |
| メインカラー | グリーン ホワイト |
| サービス | WEB(HP)制作 |
| ジャンル | 企業・コーポレートサイト |
SCOPE OF WORK対応範囲
企画・要件定義フェーズ
プロジェクトの土台づくり・方向性決定
- 要件定義
- 制作進行・ディレクション
- コンテンツ整理・導線設計
- サイトマップ
情報設計・UX設計フェーズ
使いやすさ・構造を設計する工程
- ワイヤーフレーム
- UI/UX設計
- レスポンシブ設計
デザイン・クリエイティブフェーズ
見た目・ブランド表現を形にする工程
- デザイン提案
- デザイン/複数案制作
- コピーライティング
- 素材選定
- AI画像生成
- 写真撮影
- ロゴデザイン
- ロゴデザイン/複数案制作
- 動画制作
- アニメーション制作
実装・開発フェーズ
サイトを実際に構築する工程
- コーディング
- CSS設計
- パララックス実装
- WordPress構築
- スクラッチ開発
- コンタクトフォーム7実装
- 検索機能の実装
品質向上・最適化フェーズ
成果・安全性・速度を高める工程
- SEO初期対策
- 構造最適化
- 表示速度・パフォーマンス最適化
- セキュリティ対策
- アナリティクス計測環境構築
- SearchConsole環境構築
テスト・公開フェーズ
リリース前後の最終工程
- テスト・検証
- 校閲
- 公開作業(リリース対応)
- ドメイン取得代行
- サーバー取得代行
- サーバー・ドメイン初期設定
- ドメイン移管
- サーバー移管
- データ移行
納品・運用引き継ぎフェーズ
公開後を見据えたサポート工程
- 納品パッケージ
- 運用設計・更新フロー設計
- 操作レクチャー/引き継ぎ
- 更新マニュアル
- メールアドレス設定
DESKTOP DESIGNデスクトップデザイン(PC)
MOBILE DESIGNモバイルデザイン(SP)
PROJECT COMMENTARY制作側コメント
今回のプロジェクトは、休眠預金活用事業による「盲ろう者の地域団体の創業支援事業」の助成金を受けて実施されました。
限られた予算の中で、盲ろう者の方々にとって本当に使いやすいWEBサイトとは何かを深く追求するため、文字サイズの変更機能や、読み上げソフトが正確に情報を拾えるようなコーディング技術を随所に凝縮しました。
進行中、複雑なアクセシビリティ対応と視覚的なデザイン性、そして「伝える力」をどう両立させるかに頭を悩ませる場面もありましたが、実際に利用される方の立場に立ち、一つひとつの要素を丁寧に実装することで解決いたしました。
また、協会の活動内容をより魅力的に伝えるため、私たちが現地へ赴き、活動風景を写真に収めました。
そこにプロのコピーライティングを施すことで、盲ろう者の方々への理解を深め、支援の輪を広げるためのメッセージを紡ぎ出しました。
WEBサイトの構築だけでなく、協会の活動をより広く、分かりやすく紹介するためのパンフレット制作も追加でご依頼いただき、WEBと紙媒体のデザインに統一感を持たせることで、協会のアイデンティティをより強固なものにし、情報の届きにくい層へも確実に想いが伝わるようなクロスメディアの訴求を実現できたと感じております。
TESTIMONIALお客様からの声
予算の制約がある中で、私たちの活動の特殊性と盲ろう者の方々への配慮を深く理解し、素晴らしいサイトを構築してくださったHIROGARUさんに感謝しています。
特に、文字サイズや読み上げ機能といった、当事者にとって不可欠な機能を高い技術力で実装していただいたことで、会員の皆様からも「以前よりずっと使いやすくなった」と大変喜ばれています。
さらに、プロの目線で撮影していただいた活動写真と、私たちの想いを的確に表現してくれたコピーライティングのおかげで、協会のWEBサイトが以前よりもずっと豊かになりました。
制作いただいたパンフレットについても、WEBサイトの世界観を引き継いだ温かな仕上がりで、初めて協会を知る方々にも私たちの想いがスムーズに伝わっています。
助成金を活用した大切なプロジェクトを、ここまで誠実に、そして高いクオリティで形にしてくださったことは、私たちにとって大きな一歩となりました。
※お客様からのコメントは読みやすいように再構成して掲載しております。


